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2012.10/17(Wed)

男と男のチョコ争奪戦(バレンタインバトル)!!4

ってことで、僕は半強制的に、お姉さんと一緒にカウンター席で食べることになった。

はぁ~…。
厄介なのに捕まっちゃったなぁ…。
「あれ?そういえば、高彦くんは、何か頼んだの??」
「えっ…?はい。さっき、2人の男性店員さんが持って来たんはずなんですが…。」
「うそっ?そうだったの!?」
「白蝶さん!この子の注文が来てないそうです!!」
お姉さんは慌てた様子で、目の前で食器を洗っていた白髪の男性に訴えた。
「えっ…!?本当ですか、それ…?」
男性は、驚きの声を上げ振り返った。
それから、すぐに洗い物を中断し、こちらにやって来た。
「…失礼ですが、何を頼まれましたか?」
「えっと…、ラムレーズンスペシャルとブラックコーヒーです。」
「「はっ…!?」」
僕がそう答えると、やはり2人に驚かれてしまった。
「そっ…、それ…。君が頼んだんですか…!?」
白髪の店員さんが、しゃくれた声で尋ねてきた。
「はっ…、はい。」
「へぇ~、高彦くんって大人な味が好きなんだね~。」
僕が肯定の返事をすると、お姉さんは感心の目で、僕を見つめた。
「…でも、それだったら、先程、葉くんたちに持って行かせましたよ。」
「…そういえば、2人の姿が見えませんけど……。」
すると、僕は2人の店員さんが居ないことに気がついた。
「本当だ~!さっきまで一緒に居たのに~っ!!」
お姉さんは辺りを見回して確認したが、2人の姿は無かった。

「「お待たせしました~♪」」
噂をすれば、奥から2人が出てきた。
もちろん僕の注文品を持って。
「あっ!葉くん。黄枝くん。今までどこに行ってたんですかっ!?」
白髪の店員さんは、怒鳴るような声で言った。
「すみませんでした。ちょっと…、トイレに……。」
すると、ツンツン頭の店員さんが苦笑いしながら答えた。
「何だぁ~。それなら、一言かけて下さいよ~!!」
「そうだけど…。女の子にトイレ行くなんて、恥ずかしくて言えないし……。」
金髪の店員さんが、頬を赤らめながら言った。
彼らの会話を黙って聞いていた僕は、
「男2人で連れションですか…。気持ち悪い……。」
と、ツンツン頭と金髪に向けて、強烈な一言を発した。
「「「「……………。」」」」
一瞬、カウンター席一体が凍りついた。
そして、お姉さんと副店長さんが、2人を疑いの眼差しで見つめた。
「いっ…、嫌だな~♪桃花ちゃんも、副店長も~。」
「別に、俺たち、そうゆう関係じゃないし…!!」
2人は重苦しい雰囲気を紛らすかのように、ハハッと笑うと、険しい目で僕を睨んだ。
ギョッ…!!
もしかして、僕、2人に変なことしちゃったかな…?
「まあ、とにかく……。」
彼らはそう言い、話を切り上げると、
「はい。注文の品だよ!ゴメンね、待たせちまって…。」
僕の前に注文品を置いた。
「あっ、どうも……。」

そんなわけで、無事、僕の所に注文品が到着した。
無理して頼んだものとは言え、小学生男子の前に、ブラックコーヒーとラムレーズンケーキがある光景なんて、そうそう無いだろう。やっぱり、いざ食べるとなると、怖くなってくるよね……。
「食べないの……?」
「いえいえ…、食べますよ!わぁ~、美味しそうだなっ♪いただきま~す!!」
お姉さんに促されて、僕は意を決し、ブラックコーヒーを一気に流し込んだ。
本当は、この勇敢な姿、歩美ちゃんに見て欲しかったのに……。

…………。
………ッ!!
……かっ……。
「から~~~い……ッ!!!」
「へっ?」
「えっ…?」
「「ニヤリッ☆」」
「みっ…、みずっ!水を……ッ!!」
「あっ…えっ…!?はっ、はい…!!」
コーヒーを飲んだ瞬間、訳が分からないことが起こった。
物凄い辛さが、僕の口の中に広がった。
普通、無糖コーヒーって言ったら、苦いはずなのに……ッ!!

「………はぁ…。…死ぬかと思った……。」
水を何杯か飲んだら、落ち着いた。
「大丈夫~…?」
「…でも、変ですね~。何でコーヒーが辛くなってしまったんでしょうか…?」
副店長さんは、首をかしげながら言った。
……絶対、あいつらの仕業だっ!
お姉さんが僕に好意持っちゃったから、きっとそれが気に食わないんだっ…!!
そう確信した僕は、2人の方をちら見してみると……。
………予想通り、2人は嫌らしい笑みを浮かべていた…。
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テーマ : オリジナル小説 - ジャンル : 小説・文学

19:50  |  男と男のチョコ争奪戦(バレンタインバトル)!!(黄枝)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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